書評

コミュニケーション能力〜人を10分ひきつける話す力〜

この記事では、コミュニケーションの大部分を占める人をひきつける話し方について紹介します。

コミュニケーションって、大学生だったら面接等、社会人になっても仕事のさまざま場面において重要視される能力で、不安を抱えている人も多いですよね。

そこで本記事では、「人を10分ひきつける話す力」著:齋藤孝 を読んだ感想をもとにひきつける話とは何か、そして話す力を身に着けるトレーニングについて記事にしました。

ひきつける話とは

中身の濃い話

齋藤孝さんは「意味の含有率」という表現を使っています。時間ごとに意味がどれくらい含まれているかということです。わかりやすく言えば、中身の濃い話ということです

会社の偉い人の話や校長先生の話が多くの人がつまらないと感じるのは、話が長い割に面白みが少ないからです。”10分のスピーチを”と時間が決めれられている場合、言いたいことは少なくても無理やり時間を延ばして話してしまう人が多いので、中身が薄くなってしまいます。

自分が聞くときは長いと思っているのに、話すときはこんなに短く終わっていいのかなと思ってしまう経験は誰にでもありますよね。

でも本当は、言いたいことが少ないならまだ短時間で終わったほうが、相手には印象深く残ります。

中心メッセージを最初に

社会人になりたての時に上司から「結論から言え」とよく怒られていました。自分の意見に自信がなく、なぜそう思っているのか言い訳がましい形で話をしていて、上司も時間がない中呆れてしまっていたんだと今になってわかります。

日本人は、遠慮がちに話の外堀から埋めるような話し方の人が多く、さらに日本語事態の構造が主語+修飾語+目的語+述語になり回りくどい言い方なりがちです。

文章なら見返すこともできるので振り返ることができますが、話す言葉はすぐに消えてしまいます。

なので、話をするときはまず中心メッセージをはじめに言った後で、なぜそう思ったのかを肉付けしていくのが一番です。時間があれば具体的に自分の経験も交えながら話して、最後にまた中心メッセージを言うことで念押しをする。これだけで相手も聞きやすいわかりやすい話し方になります。

相手が共感できる・新たな気づきがある話

人が本気で聞くのは、自分の経験に関係があって共感作用が起こった時だけだ。と斎藤孝さんはおっしゃっています。独りよがりな話は全く面白くないので、人の自慢話は面白く感じないのだろう。

相手に「あるある」の感覚を呼び起こさせることができれば、聞き手との心理的距離が短くなる。

しかし共感度が高いだけでは、ただのおしゃべりになってしまう。さらに相手に気づきがある話だと中身の濃い話になる。

ためになる話だと思わせることができれば、相手の記憶にも残りやすく、ほんとうの知恵知識になるので、「あっ、この話を誰かにしてみよう」と思わせることができれば、話として満点です。

トレーニング方法

実際、一番気になるのは、「じゃどうすれば、そういう話ができるようになるんだ」ということだと思いますので、おすすめのトレーニング方法をお伝えします。

キーワードだけのカンペ

話が下手な人はカンペをそのまま読んでしまう。スピーチで全部覚えてくることは難しいので、自信がないのでカンペを準備してきてそのまま読んでしまう人がいる。これでは、自分が作った文章でも嘘っぽく聞こえてしまい、ライブ感がなくなる。

話をするのに自信がない人は初めから完璧は難しいので、キーワードだけのカンペを用意しましょう。キーワードだけを見て文章を頭の中で作りながら話をする練習をしましょう。

それだけで、棒読みにもならず聞き手がどういう姿勢で聞いてくれているのかも反応もわかり、力をいれて話すところなど抑揚も出る。

知識を増やす

話下手な人に共通するのは、知識や語彙力不足が原因である。知識が少ないと何の話題がいいのかもわからないし、語彙力が少ないと、話のつなげ方もわからない。

そこで自分が新しいことを知ったときなどには、身近な話相手に聞いてもらうことが重要です。話をする練習にもなるし、話すことで自分の記憶を新たにして整理することもできる。

最初は堅苦しい新聞やニュースじゃなくても、本、映画や漫画の話で十分です。ちなみにわたしは、本で読んだことはブログに書いたり妻に感想を話したりしています。

エピソードトレーニング

先ほどの本や映画の話をするとき、まずあらすじを話してどう思ったのか感想を言うと思う。そこにプラスして自分の経験(エピソード)を絡めて話すのだ。

一から面白い話をするのは、熟練者でも難しい。というよりも熟練者も聞いた話を自分のエピソードを交えながら話をしている。そうすると、もうそれはその人だけの面白い話になるのです。

あるあると聞き手に思わせるようなエピソードトークをすれば、心理的距離が近くなりよりわかりやすい身近な話になります。

上手な話をするには、まず話を聞く理解力+エピソード力が不可欠です。

最後に

人をひきつける話し方について書いてみました。記事だけみると偉そうに書いていますが、わたしも未熟者で話すのも上手ではありません。

記事にしたトレーニング方法を実践して少しでも魅力的な人になれるように頑張ります。

気になって人は、ぜひ人を10分ひきつける話す力読んでみてください。