今回は、難関試験コンクリート診断士の合格体験記について記していきます。
コンクリート診断士とは
概要
コンクリート診断士は、日本コンクリート工学会が実施する講習を受講し、さらに試験によって相応のレベルのコンクリート診断・維持管理の知識・技術、並びに倫理観を保有しているものに与える称号である。(参照:日本コンクリート工学会HP)
固い表現をすれば、上に書いてあるとおりです。端的に言えば、コンクリートで作られたものが直す必要があるのか判断できる人のことです。いわゆるコンクリートのお医者さんである。
受験資格
土木系の学校(土木科とか 大学だと社会基盤工学とか)を卒業してからの実務経験が必要になります。大卒4年、高専卒6年、高卒8年必要です。要は、26歳まで仕事して27歳になってから受験資格を得られます。
ただ、例外として、1級土木やコンクリート技士を取得済の人は無条件で受験できます。
特に、コンクリート技士であれば、大卒2年で受験資格を得られるので、コンクリート技士合格後、診断士を受験すると最短26歳で合格することができます。(わたしは運よく最短合格することができました。)
例えば、大学卒業(22歳)→2年実務(24歳)→コンクリート技士受験合格(25歳)→コンクリート診断士受験合格(26歳)
合格率
合格率は、毎年15%前後となっております。
受験資格も必要である程度知識のある人の中での合格率なので、それなりも難しさだと思います。
合格点は不明ですが、これまでの受験者の意見をまとめると4択問題・記述問題とも60%足切りライン、合計点70%以上で合格と言われております。
合格率が15%程度になるように、合格点を決めているとも言われているので、何が正しいのか分かりませんが、70%以上あれば合格間違いないでしょう。
なぜ、コンクリート診断士を受験?
土木の知識をつけるため
わたしは大学で土木を専攻しておりましたが、大学時代は全くといっていいほど勉強せず、部活やバイトに明け暮れてました。
留年しないように勉強するだけでギリギリ卒業できました。
そんな中入社すると、周りは大学院卒ばかり。勉強したくなくて就職したわたしとは違い、院試も合格し知識のある人ばかりに思えました。
少しでも、差を埋めるために最初は勉強しようと思いましたが、目標を決めないと頑張れない性格なので、何か土木系の資格を取ろうと思いました。
尊敬する先輩に追いつくため
何の資格を取ろうか迷っていた時に、新入社員として配属されたところに誰もが認める先輩がいました。
その人は、まだ入社して3年目なのに、上司よりも知識がありおまけに仕事も素晴らしくできる人でした。
1ヶ月ほどして、転勤してしまいましたが、仕事でのわたしの目標になりました。
その先輩が最短合格したのがコンクリート診断士でした。
何とかすこしでも追いつこうと思い、わたしも受験しようと思い立ったのです。
最後に
今回は主に受験動機について書きました。参考になるか分かりませんが、色んな人がいるんだと思ってください。それぞれの目的を達するためにコンクリート診断士合格目指しましょう。
勉強方法や参考書の選び方については、こちらの記事も!!

