この記事は、悩みのある人、今の状況に不満のある人や変わりたい人に見ていただければと思います。
何気なく読みたい本を探しているときに、いい習慣をつけるためによさそうな題材かなと思って適当に買った本でしたが、すばらしい内容でした。
いい「習慣」を身に着けることもですが、『7つの習慣』を読むことで人生の考え方が変わります。
今回は、まず「7つの習慣」の導入の”パラダイムの転換”についてお話いたします。
具体的な人の悩み
今の状況に不満がある人に読んでいただきたいと言いましたが、みなさんが抱いている悩みや不平不満を具体的に書いてみました。
時間がない
会社で他の部署に仕事を頼むと「時間がないからできない」と言われたり、自分でもこんなに忙しいのに新しい仕事ばかりで机を整理する時間もないと思ったりする人は多くいます。
わたしも転勤族で転勤の度に業務内容も変わるので、新任地に行くときは新しい仕事ばかりで余裕がなくなりどうしても残業が増えてしまいます。でも、「転勤族だからしょうがない」や「業務量に対して時間が足りない」と思ったことは少なくありません。
みなさんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
長続きしない
新年に目標を決めても三日坊主になる人などやる気はあっても続かない人っていますよね。
わたしもその中のうちの一人です。三日坊主とまではいかなくても少しの間続くのですが、忙しくなって一度できなくなると、やることすら忘れてしまい長続きしません。
ダイエットが習慣ではなく日常になってしまったり、勉強しようと思って買った参考書や本が使われずに本棚の肥やしになっていたりします。
悩みの解決へ
では、どうすれば悩みや不満がなくなるのでしょうか。ただその答えが気になりますよね。その答えの第一が題名にもなっているパラダイム転換です。
パラダイム転換とは
難しい言葉を筆者は使っており、英語が苦手なわたしは最初意味わかりませんでしたが、要約すると”ものの見方”を変えることです。
みなさんも似たような経験を一度はしたことがあると思います。一般的に立場や状況が変わればものの見方は変わります。
例えば、(状況だと)病気や災害に直面したとき物事の優先順位が変わったり、(立場だと)夫、妻、親、管理者、リーダーや主任といったような新たな役割を与えられると基本的な考え方が変わったりすることがあります。わたしも高校の時、部活でキャプテンをしました。下級生のときは先輩に甘えていたこともありましたが、最上級生でキャプテンになったとき、見本をみせないといけないから練習も誰よりもやりましたし、自分のことだけでなくチームのことを考えて行動するようになりました。同時に、なぜ他の人がもっと部活にまじめに取り組まないのかと悩むこともありました。
このように、立場や状況でものの見方が変わることはありますが、ただ待っていてもすぐにパラダイム変換は起こりません。著しい変化を遂げるためには固定概念を捨てる必要があります。「時間がないから忙しいからできない」と考えずに「時間がないのはなぜなのか。本当にやるべきことは何か」自分から考えて根本の部分を変えなければいけません。
根本を変える
- 今の社会はインターネットで調べれば、ほとんどのことが解決できます。ただ、それは上辺だけで一時的なものでしかなく、慢性的な原因の解決でないことが多いです。
「お金持ちになれる方法」で検索しても「儲かる副業について」だとか「絶対得する株投資のやり方」だとかヒットすると思います。先人たちの知恵を借りるのはいいことですが、ただマネをするだけではだめです。お金持ちになりたくて検索することを否定しているわけではありません。本当になりたいなら色んな方法を検索して、自分で考えて試行錯誤してといったような順序やプロセスが人間には大事なのです。
近道は手っ取り早いので誘惑されます。そしてやってもないのに(もしくは上辺だけしかやっていないのに)分かった気になってしまうのがよくありません。大学の時の先生が後輩あにアドバイスしている先輩を見て「アドバイスや指導は責任が必要だ。責任をもたないのはただの評論でしかない。評論家なんて上辺だけしかない」と言っていた意味がようやく分かった気がします。(評論家の方を否定しているわけではないです。社会に出ている評論家はその道を極めた人だと思います。素人の評論家もどきを皮肉っているだけです。)
プロセスを大事にして自分で理解したことや身をもって経験したことが、次の悩みや壁にぶつかったときにも解決できる力となっています。
他人への悩み
人間関係に悩んでいる人も大勢いると思います。
たとえば、頼んだ仕事をこなせない部下や家事をしてくれない夫や言うことを聞いてくれない子供など付き合いにある人の数だけ大なり小なり悩みがあると思います。
では、どうやって悩みを解決するのでしょうか。
インサイドアウトです。まずは、自分の考えや行動を改善することです。そして、変わったあなたを見て他の人も変わるようになります。人だけを変えようとするのはわがままで愚かなことです。
逆のアウトサイドインの考え方をする人が多くいます。自分が上手くいかないのは、環境のせい、他人のせいと被害者意識のある人です。この状況を改善することは自分ではどうしようもないと。それは、他人の裁量だと考えているから当たり前です。まずは、自分の根本的な考え方を変えましょう。
最後に
まず7つの習慣の導入部分について、わたしの経験も交えながら感じたことを書きました。
次の記事で、具体的な習慣の取り組みについても書いていきます。自分自身を変化させる習慣を第1~3の習慣で、他人への変化(チームワークやコミュニケーションなど)を第4~6の習慣でお話していきます。7つ目はすべての習慣を支えるもので継続的な改善です。
では、また次の記事で。